てんかん発作を抑えるカルバマゼピン

反復投与行うカルバマゼピン投与時の副作用と半減期

カルバマゼピンは向精神作用性てんかん治療剤、躁状態治療剤です。形状は錠剤と細粒がある内服薬で、てんかんのけいれん発作、特に大発作と言われる強直間代発作や躁病、躁うつ病患者の躁状態、及び統合失調症の興奮状態を鎮めるためや三叉神経痛に使用されます。てんかん患者と躁病、躁うつ病患者に対しては反復投与されます。主な副作用は眠気、めまいやふらつき、脱力感や発疹などがあります。カルバマゼピンを投与できない人は成分に過敏症のある人、重篤な血液異常のある人、心臓の房室ブロックや脈拍数が少ない人などです。
カルバマゼピンは、投与中に投与量を急に減らしたり、全て中止してしまうとてんかん患者の場合、重積状態になります。重積状態とはてんかんの病状の違いにもよりますが、ひどい場合は意識レベルが低くなり、昏睡から半昏睡の状態になりますので、医師の処方なしに勝手に減量する事は非常に危険です。また、他の薬剤と併用する場合は相互作用や併用を禁止されている薬剤もあるので自分の服用している薬は全て医師に申告する必要があります。
カルバマゼピンの反復投与中、副作用の検査のために定期的に血液検査が必要です。薬の血中濃度の測定も行います。カルバマゼピンだけを単独投与されている患者では初期の投与時10日までは血清内濃度が高くなり、その後低くなるのが一般的です。小児の場合は短時間で低位になります。
血中半減期は1回投与した場合は1日半、36時間ぐらいですが、反復投与の場合は代謝酵素の自己誘導という働きが起こり、16-24時間と速くなります。酵素誘導を起こす他の抗てんかん薬と同時に投与された場合は半減期はさらに短くなり10時間程度になります。半減期は服用日数によって時間が変化します。